ネズミの尿がついた服|洗うか捨てるかと今夜すること

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ネズミの尿がついた服を見つけると、洗って着るべきか、捨てるべきか迷って手が止まってしまう。他の服と一緒に洗ってしまうと、洗濯槽が汚れないか心配になる人もいるだろう。

東京都の資料には、ネズミの尿の臭いや、糞があった場所の処理について書かれている。ただ、服の洗い方については触れられていない。資料に書かれていることと書かれていないことを分けて読むと、自分でどうするか決めやすくなる。

今夜やることは3つ。まず、汚れた服を他の服と分ける。次に、タンスの中の他の服もチェックする。最後に、洗うか捨てるかを決める。

ネズミの尿がついた服を見つけたら、今夜まずすること

素手で触らず、ほかの服と分けて袋に入れる

世田谷保健所の「ネズミ対策の手引」には、こう書いてある。

「ネズミに直接触れることは避けて、さわった場合はよく手を洗いましょう」

これはネズミそのものに触れた時の注意だ。尿がついた服をどう触ればいいかについては、この手引には書かれていない。

それでも、素手で何度も触らなくて済むようにする方法はある。汚れた服はポリ袋に入れて口をしっかり閉じ、他の服とは離して置いておく。洗うか捨てるかは、袋に入れたまま決めることができる。触った後は、手を洗う。

手袋が必要かどうかを書いた公的資料は、私は確認していません。

もし体の具合が気になるようなら、医療機関に相談するのが良いだろう。

タンス・クローゼットの中で、ほかに汚れた服がないか見る

もし1枚の服に尿が付いていたなら、周りの服も確認した方がいい。世田谷保健所の手引には、ネズミの巣についてこう書かれている。

「ネズミは押入れや天井裏、壁の中など、人の目に付きにくく、暖かい場所に布切れや紙くずなどを集めて巣を作ります。」

タンスやクローゼットの奥、床に置いたままの服、普段あまり開けない押入れの中などを順に見ていく。もしシミや糞、かじられた跡がある服が見つかったら、それも同じ袋に入れる。

布団にネズミが入ってきたときのことは、ネズミが布団に入ってきた|枕元のガサガサの正体と今夜の寝場所で扱っている。

服の黄色いシミはネズミの尿か|タンスの中で確かめること

シミだけを見て、それがネズミの尿かどうかを見分ける方法については、開いた公的資料8件には書かれていない。私は確認していません。

手がかりになるのは、シミの周りに他の跡があるかどうかだ。

フン・かじり跡・臭いがあるか

世田谷保健所の手引では、クマネズミの糞は「約10㎜」と書かれている。服の近くに同じくらいの大きさの糞があれば、ネズミがそこを通った手がかりになる。

フンの見分け方はハツカネズミの糞の見分け方|米粒大の正体と今夜の片付け方にまとめてある。

布がかじられて穴が開いていないかも見てみる。尿の臭いがするかどうかも、手がかりの一つになる。

汗や皮脂の黄ばみと分けて考える

黄色いシミは、ネズミの尿以外でもつくことがある。シミの色だけで汚れの種類を断定する方法は、私は確認していません。

もし糞もかじり跡もなく、シミだけがある服なら、ネズミの尿だと決めつけない方がいい。

天井に出たシミが雨漏りか動物の尿かは、天井のシミが茶色|雨漏りか動物の尿かの見分け方で扱っている。

ネズミの尿がついた服の洗い方|公的資料に書いてあること・書いていないこと

東京都の回答集にある「場所」の答え

東京都保健医療局の「行政担当者のための ねずみについてよくある質問&回答集」には、こんな質問があった。

「ねずみの小便の臭気を除去する方法は?」

その答えは、「水で洗い流すだけでも十分である。」というものだった。

また、糞が落ちていた場所やネズミが歩いた場所の消毒については、「あまり神経質になる必要はない。もし消毒するなら消毒用アルコールでの清拭程度でよい。」と書かれている。

これらはどちらも「場所」についての回答で、服については書かれていない。「服も水で洗えば大丈夫」と断言できるわけではないのだ。

この回答集で、衣類が出てくるのは巣の材料についての説明文だけだ。

「巣材になる衣類や紙などが残っている空き家は絶好の繁殖場所になる。」

尿がついた服の洗い方、例えば予洗い、洗剤の種類、水の温度、漂白剤を使うかどうかなどについては、開いた公的資料8件には書かれていなかった。私は確認していません。

家で洗うかどうかを決めるには、まず服の洗濯表示を見るのが第一歩だ。

洗濯表示で家で洗えない服(クリーニング店に伝えること)

消費者庁のページによると、洗濯表示は「5 個の基本記号、及び基本記号と組み合わせて用いる幾つかの付加記号で構成する。」

洗濯表示によると、記号の番号100は「洗濯処理はできない。」という意味だ。

×印については「5 個の基本記号に重ね書きした×印は、その記号が表す処理・操作ができないこと(禁止)を表す」とある。つまり、洗濯の記号に×が重なっている服は家で洗えない。

「商業クリーニング処理は、図5 に示す円で表す。」とある。

家で洗えない服をクリーニングに出す場合、ネズミの尿がついていることをどう伝えるか、また、店がそれを受け付けるかは、私は確認していません。出す前に店に確認する。

ほかの服と一緒に洗濯機で洗ってしまったとき

一緒に洗ってしまった服は、1枚ずつ確認する。シミや臭いが残っている服は、尿がついた服と同じ袋に分けておく。

洗濯槽をどうするか

洗濯機で他の服と一緒に洗ってしまった場合、洗濯槽はどうすればよいのか、開いた公的資料8件には書かれていない。私は確認していません。

洗濯槽の掃除については、使っている洗濯機の取扱説明書を見る。

ネズミの尿がついた服は捨てるか|捨てるときの出し方

服を捨てるかどうかの判断基準を書いた公的資料も、私は確認していません。

洗濯表示で家で洗える服かどうか、また、洗った後にシミや臭いが残っているかどうかで決める。

住んでいる自治体の分別で出す

世田谷区の分別表では、衣類は「地域の古着回収または可燃ごみ」となっている。

ただし、世田谷区のホームページには、エコプラザ用賀とリサイクル千歳台の古着回収ボックスには「ダメージのある衣類(汚れ、破れ、カビ、染み、ボタン破損などがあるもの)」は回収できないと書かれている。

そのため、世田谷区の場合、尿のシミがついた服はこの回収ボックスには出せない。地域の古着回収で受け付けるかは、私は確認していません。

地域の古着回収は団体によって行われており、区のページには、回収する団体の案内に「回収できるもの等の詳細については、団体へお問合せください。」とある。

他の自治体の決まりについては、私は確認していません。住んでいる市区町村の分別表で、衣類の項目を確認する。

タンスの服に尿があった家で、夜の音から居場所を確かめる(天井・壁・床下)

東京都の回答集には、巣の作り方として「暖かい場所に、布切れや紙くずなどを集めて巣を作る。」とある。クマネズミの例として、天井裏や押入、壁の中が挙がっている。

服に尿が付いていると、ネズミが家の中を通った手がかりになる。次に、夜に天井や壁、床下から物音がしないか耳を澄ませてみる。

物音はネズミの居場所の手がかりになるが、音だけで正体まで決めることはできない。

天井裏・壁の中・床下の音の記事へ

賃貸でネズミの尿が服についたとき、管理会社に伝えること

もし賃貸物件に住んでいるなら、ネズミが出たことを管理会社や大家に伝える。

伝えるべき情報は3つだ。服に尿やフンがあった場所、見つけた日、そして夜に音がする場所だ。

すき間をふさぐ作業を誰がするか、その費用を誰が負担するかは、私は確認していません。管理会社に聞く。

天井がネズミ臭いときのことは、天井がネズミ臭い|賃貸で今夜できることと管理会社への伝え方で扱っている。

自分でできることの限界と、業者に頼む目安

世田谷保健所が発行している手引には、ネズミ対策4ヶ条が挙げられている。

「1. 食べ物は徹底的に片付ける。」「2. すき間をなくして建物への侵入を阻止する。」「3. 巣になりそうな場所をなくす。」「4. 家の周囲を整理し隠れる場所をなくす。」

服を洗うか捨てるかは自分で判断できる。1番、3番、4番についても、家の中や周りの片付けなら自分で手をつけられる。

残るは2番のすき間をなくす作業だ。手引には「1.5 ㎝ぐらいのすき間があれば出入りできます。」と書かれている。また、中央区のよくある質問では「ねずみは2センチメートル程度のすきまやひび割れがあると侵入することがあります。」と説明されている。

天井裏や壁の中、床下にあるすき間は、家の中からでは見えない。

次のときは、業者に調べてもらう目安になる。

  • どこから入っているか分からない
  • 服をしまい直しても、また汚れた
  • 夜の音が続く

どこから入っているか分からないときや夜の音が続くときに、ネズミの現地調査と見積もりを無料で頼めるか、害獣プロガードの公式ページで対応エリアと合わせて確かめる

※見積もりと相談に対応している地域:東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、三重、大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山

まとめ

東京都の回答集にある「水で洗い流すだけでも十分である。」という記述は、小便の臭気を除く方法についての回答で、ネズミの尿がついた服については書かれていない。

服の洗い方、洗濯槽の掃除、手袋は、開いた公的資料8件の中には書かれていない。

服を家で洗えるかどうかは、洗濯表示で確認できる。洗濯の記号に×が付いている服は、家で洗うことはできない。

服を捨てる場合は、住んでいる自治体の分別表を確認する。世田谷区では、汚れや染みのある衣類は古着の回収ボックスには出せないことになっている。

服を片付けたら、次は夜の音で居場所を確かめる。フンが見つかったときはハツカネズミの糞の見分け方|米粒大の正体と今夜の片付け方、天井裏の音はネズミは屋根裏で何してる?|昼間も音がする理由と巣・エサを見る。

服を片付けたあとも夜の音が続き、すき間が家の中から見えないときは、ネズミの現地調査と見積もりの対応エリアを害獣プロガードの公式ページで先に確かめる

※見積もりと相談に対応している地域:東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、三重、大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山

資料

開いた日はすべて 2026-10-28。

  1. 東京都保健医療局「行政担当者のための ねずみについてよくある質問&回答集」(PDF)https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/kankyo/eisei/yomimono/nezukon/nezumi/boujoshishin.files/shiryou.pdf
  2. 世田谷保健所「ネズミ対策の手引」(PDF・令和元年7月発行)https://www.city.setagaya.lg.jp/documents/734/nezumitaisakunotebiki.pdf
  3. 中央区「自宅にねずみが出て困っているのですが。」https://www.city.chuo.lg.jp/a0030/faq/kenkouiryou/eisei/0010.html
  4. 消費者庁「洗濯表示(令和6年8月20日以降)」https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_02.html
  5. 世田谷区「資源・ごみの分別(50音順)」https://www.city.setagaya.lg.jp/02241/407.html
  6. 世田谷区「エコプラザ用賀とリサイクル千歳台に古着の回収ボックスを設置しています!」https://www.city.setagaya.lg.jp/02241/425.html
  7. 世田谷区「古着・古布の回収情報」https://www.city.setagaya.lg.jp/02241/374.html
  8. 墨田区「744:ネズミの防除について知りたい。」https://www.city.sumida.lg.jp/faq/kenko_fukushi/eisei/sumai_eisei/744.html

竹内 亮太(たけうち りょうた)

家で聞こえる音の正体を絞り込んで、次に何をすればいいかまで決められるようにするために、
このサイトを書いている。

害獣の駆除業者ではないし、自分の家に何かが出たこともない。だから体験談は書かない。
やっているのは、公的機関の資料を1件ずつ開いて、書いてあることと書いていないことを分けることだ。

音だけで正体は断定しない。
どこまで分かって、どこから先は天井裏に上がらないと分からないのかを分けて書く。

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