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閉めっぱなしだったシャッターを開け閉めしたら、上からコウモリが落ちてきた。雨戸を閉めようとしたら、隙間からコウモリが出てきた。開けっ放しのシャッターの下に、コウモリのフンが落ちている。こんな時にこの記事を読んでほしい。
今夜、知りたいことは二つある。まず、目の前にいるコウモリをどうするか。そして、この後、シャッターや雨戸を開け閉めしても大丈夫なのか。
先に一つだけ言っておく。コウモリは、許可なく捕まえることはできない。浜松市のウェブサイトには、「コウモリは、捕獲することが大変困難な上、捕獲には許可が必要になります。」と書かれている。
シャッターや雨戸の開け閉めでコウモリに遭遇した場合の手順について、公的な案内は、私は確認していません。
シャッター・雨戸の開け閉めでコウモリが落ちてきた・いたときに今夜すること
捕まえない・殺さない
鳥獣保護管理法の第二条によると、鳥獣とは「鳥類又は哺乳類に属する野生動物」のことだ。
そして、同じ第二条第八項で、「捕獲等」は「捕獲又は殺傷をいう」とされている。
第八条では、「鳥獣及び鳥類の卵は、捕獲等又は採取等(採取又は損傷をいう。以下同じ。)をしてはならない。」と定められている。
ただし、許可を受けた場合などはこの限りではない。
この法律が適用されない動物も決まっている(第八十条)。環境省の資料によると、対象外となるのは「ニホンアシカ・アザラシ5種・ジュゴン以外の海棲哺乳類、いえねずみ類3種」だ。コウモリはこれに含まれていない。
北九州市のウェブサイトにも、「捕獲には福岡県の許可が必要になります」とある。
つまり、落ちてきたコウモリであっても、許可なく捕まえたり、叩いたりすることはできない。
素手で触ることについて
コウモリを素手で触ってしまった場合の対処法について、公的な案内は、私は確認していません。
手で掴んで外に出すことが「捕獲」にあたるのかどうかも、私は確認していません。
分かっているのは、捕獲には許可が必要だということだけだ。
部屋に入ったとき
開いた窓から部屋に入ってきたコウモリの対処法について、公的な案内は、私は確認していません。
浜松市も横浜市も、市ではコウモリの捕獲や駆除は行っていない(浜松市は「原則」として)。困ったときの相談先は、記事の後半で紹介する。
コウモリはシャッターや雨戸の閉めっぱなし・開けっ放しの所にいるのか
京都市の資料には、「市街地で見ることができるコウモリは,ほとんどがアブラコウモリであることから」とある。
アブラコウモリは「人家の周辺のみで活動することからイエコウモリとも呼ばれます。」と書かれている。
巣については「巣は,壁の間や天井裏など家屋の透き間です。」とある。
隙間の大きさについては、浜松市が「1cm程の隙間があればコウモリは出入り可能です。」と説明している。
シャッターを巻き取る箱や、雨戸の戸袋などの場所について、公的な文書で言及されているものは、私は確認していません。
シャッターが閉めっぱなしの状態と、開けっ放しの状態で、コウモリの居心地が変わるかどうかについても、私は確認していません。
言えるのは、家の隙間が巣になるということ、そして1cm程の隙間があれば出入りできるということだけだ。
シャッター・雨戸の開け閉めを続けてよいか(閉めるときに挟む・閉じ込める心配と法律)
閉める動作について
シャッターや雨戸を閉める際にコウモリを挟んだり、閉じ込めたりした場合の対処法について、公的な案内は、私は確認していません。
それに近い注意点として、浜松市のウェブサイトに「封鎖時、家の中にコウモリが取り残されないよう注意して下さい。コウモリが残っていると閉じ込めて殺してしまい、死体が臭気や害虫の発生源になってしまいます。」と書かれている。
これは、出入り口を塞ぐ際の注意喚起であって、シャッターや雨戸の開け閉めに関する記述ではない。
法律の罰則
鳥獣保護管理法の第八十三条は、第八条に違反して「狩猟鳥獣以外の鳥獣の捕獲等」を行った場合の罰則を定めている。
その罰則は「一年以下の拘禁刑又は百万円以下の罰金」だ。
コウモリが「狩猟鳥獣以外」にあたるかどうかは、私は確認していません。
時期について
浜松市は、侵入口を塞ぐのを避けるべき時期について、次のように説明している。「侵入口の封鎖は、まだ飛べない幼獣のいる時期(6~8月)や、冬眠前後の時期を避けて行って下さい。」
北九州市は、「なお、冬眠時期及び夏の出産時期は追い出しが難しいため、それ以外の時期に対策を行う方が効果的です。」と述べている。
どちらの記述も、塞ぐ・追い出す際の時期についてのものであり、シャッターや雨戸の開け閉めを控えるべき時期として書かれているわけではない。
冬眠が何月から何月かは、どちらのウェブサイトにも記載がない。冬眠する月については、私は確認していません。
台風の前に普段閉めない雨戸・シャッターを閉めるときに確かめること
台風前に雨戸やシャッターを閉める際の、コウモリに関する公的な案内は、私は確認していません。
閉める前に見つけられる手がかりとしては、フンがある。浜松市は「糞が落ちている場所等が侵入口と考えられます。」と説明している。
窓のサッシやシャッターの下にフンが落ちているときは、閉める前にその上の隙間を確認しておく。
閉めたときにコウモリが出てきた場合も、捕まえたり殺したりしないというのは同じだ。
フンだけ落ちている・姿が見えないときの見分け方
姿が見えないときは、音だけでコウモリだと決めつけないこと。フンの方が手がかりになる。
京都市の資料によると、「外観だけを観察すると,イエコウモリの糞は,ネズミの糞と色や形もよく似ています。しかし,両者は,容易に区別できます。」とのことだ。
区別の方法としては、「イエコウモリの糞を消毒用アルコールの中に浸し,ピンセットなどでつぶすと糞の内容物のすべてが昆虫の表皮や脚などです。」と書かれている。
フンを潰す道具としては、この資料ではピンセットなどが紹介されている。
屋根裏にいるのに音がしない場合は、コウモリが屋根裏にいるのに音がしない|パタパタが無い理由と今夜の確認に分けて書いた。
雨戸の戸袋から鳴き声がするなら、鳥の巣の場合もある。雨戸の戸袋に鳥の巣|ピイピイ鳴くとき今夜は開けずに確かめることも見てほしい。
自分でできることの限界と、業者に頼む目安
浜松市は、「原則、市では捕獲、駆除等を行っておりません。」と説明している。
横浜市は、「横浜市では、コウモリの捕獲や駆除は行っておりませんので、ご自身で対処していただくようお願いします。」と述べている。
さらに、「ご自身での対処が難しい場合は、専門業者へご相談ください。」とも書かれている。
捕獲許可については、「なお、コウモリの捕獲許可については、神奈川県自然環境保全課にお問い合わせください。」とのことだ。
北九州市のウェブサイトを見ると、許可を出すのは福岡県だ。北九州市も横浜市も、許可の窓口は県になる。他の地域の許可窓口については、私は確認していません。
浜松市の手順は、出入り口を塞ぐところまでだ。塞ぐのは、コウモリがいなくなってから行うことになる。北九州市も、「コウモリがいない時に(または追い払ってから)」ネットなどを設置するように書いている。
コウモリのシャッターの隙間を塞ぐ|塞いだ後のフンと今夜確かめることに、塞ぎ方をまとめた。
業者に依頼する目安は二つある。
- コウモリが家にいない時間帯が分からない(浜松市の手順は「2.コウモリが家にいない時間帯を調べる。」が塞ぐより先にある)
- 自分での対処が難しい(横浜市の「ご自身での対処が難しい場合は、専門業者へご相談ください。」)
換気扇の回しっぱなしが効くかは、コウモリに換気扇の回しっぱなしは効くか|バタバタ音と今夜の確認に書いた。
コウモリが家にいない時間帯が分からない・自分で対処するのが難しいときの相談先として、害獣プロガードの公式ページで対応エリアと見積もりの出し方を確かめる
※見積もりと相談に対応している地域:東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、三重、大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山
まとめ
- コウモリは、捕獲に許可が要る(浜松市・北九州市)
- 鳥獣保護管理法の第八条は、鳥獣の捕獲又は殺傷を禁じている(ただし書の場合を除く)
- 第八十三条の罰は「一年以下の拘禁刑又は百万円以下の罰金」。コウモリがこの条の「狩猟鳥獣以外」に当たるかは、私は確認していません
- コウモリは1cm程のすき間から出入りできる(浜松市)
- 侵入口を塞ぐのは、6~8月と冬眠前後を避ける(浜松市)
- シャッター・雨戸の開け閉めでコウモリに出会ったときの手順を書いた公的な案内は、私は確認していません
- 市は捕獲・駆除をしていない(浜松市・横浜市)。自分で難しいときは専門業者へ(横浜市)
シャッターや雨戸のまわりにコウモリがいて自分で追い出せないときは、害獣プロガードの公式ページで対応エリアと現地調査・見積もりの扱いを先に確かめる
※見積もりと相談に対応している地域:東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、三重、大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山
この記事で見た資料
調べた日:2026年10月29日
- e-Gov 法令検索「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」第二条・第八条・第八十条・第八十三条 https://laws.e-gov.go.jp/law/414AC0000000088
- 環境省「鳥獣保護法の概要」 https://www.env.go.jp/nature/choju/law/law1-1.html
- 浜松市「家にコウモリが住み着いて困っている」 https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/ringyou/koumorihigai.html
- 北九州市「よくある相談と対策【コウモリ】」 https://www.city.kitakyushu.lg.jp/contents/27500013.html
- 横浜市「家にコウモリが住み着いている。」 https://www.city.yokohama.lg.jp/faq/kukyoku/kankyo/kankyo-jigyo/20260623154031644.html
- 京都市 保健福祉局「衛生動物だより No.027 イエコウモリ」 https://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/cmsfiles/contents/0000064/64979/HP027.pdf
竹内 亮太(たけうち りょうた)
家で聞こえる音の正体を絞り込んで、次に何をすればいいかまで決められるようにするために、
このサイトを書いている。
害獣の駆除業者ではないし、自分の家に何かが出たこともない。だから体験談は書かない。
やっているのは、公的機関の資料を1件ずつ開いて、書いてあることと書いていないことを分けることだ。
音だけで正体は断定しない。
どこまで分かって、どこから先は天井裏に上がらないと分からないのかを分けて書く。

