家のコウモリ対策|場所ごとの対処と今夜確かめること

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軒下や玄関、シャッターや換気扇の周りにコウモリが来て、朝になるとフンが落ちている。スプレーや置き型を使っても、また戻ってくる。そんな時、家でのコウモリ対策をどう進めればいいのか、どこまで自分でしてよいのか、誰に相談すべきなのか。この記事では、その手順と、場所ごとの詳しい対策記事へのリンクをまとめている。

場所ごとの詳しい対策は、それぞれの記事に分けて説明している。対策の時期や相談先については、環境省、法令、北九州市、朝倉市、八千代市、つくばみらい市、岸和田市、国民生活センターの情報を参考にした。

コウモリ対策は、屋根裏に入っているか、軒下にとまっているかで分ける

北九州市のサイトでは、コウモリ対策を場所別に解説している。

屋根裏にいる場合は、まず追い出して、それから侵入口を塞ぐ。軒下にとまる場合は、コウモリがいないタイミングでネットを張るとよい。

コウモリが夜間だけ一時的に来ているのか、それとも住み着いているのかの見分け方については、開いた公的なページにはなかった。見分け方は、私は確認していません。

軒下にいて手が届かないときのことは、コウモリが軒下にいて届かない|脚立に乗らずに今夜することに書いた。

コウモリ対策の前に、コウモリかどうかを確かめる

コウモリ対策は、まずコウモリがいることが確認できてから考える。なぜなら、相手の動物によって法律上の扱いが変わるからだ。

鳥獣保護管理法の対象から、いえねずみ類は外れている(環境省)。コウモリは外れていない。

屋根裏にいるのに音がしないときは、コウモリが屋根裏にいるのに音がしない|パタパタが無い理由と今夜の確認を読んでほしい。外壁に白い跡が付いているときは、コウモリの尿の掃除|外壁の白い跡を落とす前に今夜確かめることに書いた。

場所ごとのコウモリ対策|軒下・玄関・シャッター・換気扇・屋根裏

コウモリがいる場所ごとに、関連記事を分けた。

部屋の中に侵入してきた場合は、すぐに外に逃がす(朝倉市)。

自分でしてよいコウモリ対策と、してはいけないこと

鳥獣保護管理法では、許可を得ている場合などを除き、鳥獣の「捕獲等」を禁じている(第8条)。

この法律でいう「鳥獣」とは、「鳥類又は哺乳類に属する野生動物」のことだ(環境省)。

この法律に違反して捕獲等をした場合、1年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金が科せられる(第83条第1項第1号)。

未遂の場合も罰せられる(第83条第2項)。

コウモリを捕まえるには許可が必要だ。北九州市のサイトには、福岡県の許可が必要だと書かれている。

許可の申請窓口は都道府県だが、地域によっては市町村になることもある。環境省の概要によると、近年、市町村が都道府県から鳥獣捕獲許可の権限を委譲されているとある。

自分でできることとしては、コウモリを追い出すことと、侵入口を塞ぐことだ。

北九州市のサイトでは、屋根裏から追い出す方法として、火を使わない煙の出るタイプの害虫駆除剤を置くことを挙げている。ナフタリンなどの忌避剤を置いたり、ライトを当てて居心地を悪くしたりすることも挙げている。

つくばみらい市のサイトでも、煙が出るタイプ、ナフタリンのような固形タイプ、スプレータイプの忌避剤が紹介されている。

侵入口を塞ぐのは、コウモリを追い出した後か、コウモリがいない時を選ぶ(北九州市)。つくばみらい市では、ネットやパテ、シーリング材で隙間を塞ぐ方法が紹介されている。

高い場所での作業は危険が伴うため、専門業者に依頼することも検討する(つくばみらい市)。

コウモリには素手で触らないようにする(朝倉市・つくばみらい市)。

殺虫剤や水鉄砲で追い払えるかは、コウモリにキンチョールや水鉄砲は効くか|今夜できる追い払い方に書いた。

スプレーや置き型のコウモリ対策が効かなくなったとき

スプレーや置き型を使ってもコウモリが戻ってくる理由については、開いた公的なページには記載がなかった。理由は、私は確認していません。

北九州市とつくばみらい市のサイトでは、どちらもコウモリを追い出した後に侵入口を塞ぐことを書いている。

朝倉市のサイトでは、蚊取り線香の煙で一時的に追い出す方法が紹介されている。強い光や超音波発生装置やアプリ、ラジオ、CD、アルミホイルなども挙げているが、これらの効果については、ほかの開いたページでは確認できなかった。

追い払い方はコウモリにキンチョールや水鉄砲は効くか|今夜できる追い払い方に、隙間の塞ぎ方はコウモリのシャッターの隙間を塞ぐ|塞いだ後のフンと今夜確かめることに分けた。

コウモリ対策をする時期|出産と冬眠の時期を避ける

北九州市のサイトによると、冬眠の時期や、夏の出産の時期はコウモリを追い出すのが難しいため、それ以外の時期に対策を行った方が効果的だとしている。

岸和田市自然資料館の資料(大阪府、平成29年)には、アブラコウモリの活動時期が記されている。

気温が15℃以下になると、木造家屋の屋根裏やビルの通風口などで冬眠する。

毎年7月ごろに子供が生まれ、その1か月後には巣立つ。

最も多く見られるのは8月から9月初旬にかけてだ。

日暮れ前に飛ぶ姿は、特に6月から10月初旬にかけてよく見られる。

これは岸和田市周辺の時期だ。他の地域でも同じかどうかは、私は確認していません。

賃貸・アパートのコウモリ対策は、大家さんか管理会社に先に相談する

朝倉市のサイトでは、自分の敷地や管理している土地であれば、自分で対策を行うように案内している。それ以外の場所については、施設や土地の所有者・管理者に相談するように促している。

賃貸物件に住んでいる場合は、大家さんや管理会社に相談する。シャッターや壁に手を加える前に、まず相談することが大切だ。

マンション・アパートで壁から音がするときは、壁からカリカリ音がするマンション・アパート|管理会社に言う前にを読んでほしい。

コウモリ対策の相談先|市区町村と業者

つくばみらい市のサイトには、「市では駆除や捕獲等を行っておりません」と記載されている。追い払いや予防は、自分で行うか業者に依頼する必要があり、その費用は自己負担となる。

朝倉市のサイトにも、「市では、捕獲、駆除等は行っていません」とある。

自治体によっては、業者や組合を紹介してくれる場合がある。朝倉市では、対応が難しい場合に環境課に相談すると、有料でコウモリ駆除に対応できる業者を紹介してくれるとのことだ。八千代市では、駆除業者で構成される組合(有料)を紹介している。

他の市区町村がどのような対応をしているかについては、私は確認していません。住んでいる市区町村のウェブサイトで確認してみてほしい。

業者と契約する際には、国民生活センターの注意点が参考になる。害虫・害獣駆除サービスに関する相談件数は、2023年度は2022年度同時期と比べて約1.5倍に増加している。

相談事例の中には、インターネットで見つけたコウモリ駆除業者と契約したが、うそをつかれたので解約したい、というものがある。

国民生活センターからのアドバイスは以下の4点だ。

  • 極端に安い価格を表示するサイトや広告に注意する
  • 複数の見積もりを取って比べる時間を与えない事業者とは契約しない
  • クーリング・オフなどができる場合がある
  • おかしいと思ったら、すぐに消費生活センターなどに相談する

消費者ホットラインは「188」だ。

見積もりの読み方は、害獣駆除が高い|見積もりの内訳の読み方と契約前に聞くことにまとめた。

自分でできることの限界と、業者に頼む目安

自分でできるのは、コウモリを追い出すことと、侵入口を塞ぐことまでだ。捕獲するには許可が必要だ。

業者に相談すべき目安は、以下のいずれかに当てはまる場合だ。

  • 入口が高い所にあり、脚立や屋根の上での作業になる(つくばみらい市は、高所は危険なので専門業者への依頼も検討するよう書いている)
  • 追い出しても戻ってきて、入口が見つからない
  • 住んでいる市区町村が、駆除や捕獲をしていない(つくばみらい市・朝倉市の例)

業者に相談する際は、対応エリアや見積もりの方法を、業者の公式サイトで事前に確認しておく。

入口が高い所にあるときや、追い出しても戻ってきて入口が見つからないときの相談先として、害獣プロガードの公式ページで対応エリアと現地調査・見積もりの扱いを確かめる

※見積もりと相談に対応している地域:東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、三重、大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山

まとめ|家のコウモリ対策、今夜確かめること

家のコウモリ対策は、まずコウモリがいる場所を確認し、次に自分でできること、対策に適した時期、そして相談先という順で考えるとよい。

今夜確認しておきたいことは、以下の4点だ。

  • コウモリがどこにいるか、フンや跡がどこにあるか(場所ごとの記事は上の段)
  • 自分で捕まえない、素手で触らない
  • 住んでいる市区町村のページに、コウモリの相談先が出ているか
  • 借りている家なら、大家さんか管理会社の連絡先

業者との契約で困ったことがあれば、「188」に電話する。

コウモリが追い出しても戻ってくるときや、高い所で手が届かないときは、害獣プロガードの公式ページで対応エリアと見積もりの出し方を先に確かめる

※見積もりと相談に対応している地域:東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、三重、大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山

この記事で見た資料

調べた日:2026年11月5日

  • 北九州市「よくある相談と対策【コウモリ】」(2025年7月11日 更新) https://www.city.kitakyushu.lg.jp/contents/27500013.html
  • 環境省「鳥獣保護管理法の概要」 https://www.env.go.jp/nature/choju/law/law1-1.html
  • 鳥獣保護管理法 第8条(e-Gov 法令) https://laws.e-gov.go.jp/api/1/articles;lawId=414AC0000000088;article=8
  • 鳥獣保護管理法 第83条(e-Gov 法令) https://laws.e-gov.go.jp/api/1/articles;lawId=414AC0000000088;article=83
  • 朝倉市「コウモリについてのお知らせ」(2025年12月22日 更新) https://www.city.asakura.lg.jp/soshiki/14/1284.html
  • 八千代市「ハトやコウモリが家に巣を作り困っています。」(2024年5月14日 更新) https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/40/21283.html
  • つくばみらい市「コウモリを見かけたら」 https://www.city.tsukubamirai.lg.jp/jyumin/gomi-kankyou-doubutsu/pet/page006934.html
  • 国民生活センター(2024年4月24日 公表) https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20240424_1.html
  • 岸和田市 郷土文化室(自然資料館)「from M」第65号(平成29年1月31日) https://www.city.kishiwada.lg.jp/uploaded/life/270120_684179_misc.pdf

竹内 亮太(たけうち りょうた)

家で聞こえる音の正体を絞り込んで、次に何をすればいいかまで決められるようにするために、
このサイトを書いている。

害獣の駆除業者ではないし、自分の家に何かが出たこともない。だから体験談は書かない。
やっているのは、公的機関の資料を1件ずつ開いて、書いてあることと書いていないことを分けることだ。

音だけで正体は断定しない。
どこまで分かって、どこから先は天井裏に上がらないと分からないのかを分けて書く。

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