屋根裏に鳥|トトトトトと足音がするとき入口を外から探す今夜の手順

屋根裏に鳥がいるかどうか、天井からの足音だけでは分からない。

トトトトトという足音が屋根裏のものか、それとも屋根の上の音が近く聞こえているのか、はっきりしない場合もあるからだ。

鳥が屋根や軒の隙間に入っていくのを家の外から見られたら、屋根裏に鳥がいると分かる。

屋根裏に鳥が入る入口を見つけても、今夜は塞がない。中に鳥や卵、ヒナがいるかもしれないからだ。

このページでは、家の外や下から屋根裏の鳥を確認する方法、鳥が入りやすい場所、そして今夜やるべきこと・やらないことについて説明する。

屋根裏に鳥がいるか、家の外と下で確かめられること

屋根裏の音だけで、それが鳥だと断定することはできない。

ネズミやハクビシンなどの動物も、屋根裏で足音を立てることがある。

鳥だと分かる手がかりは、家の外にある。

  • 屋根や軒のすき間に、鳥が入っていく、出てくる
  • すき間から、枯れ草などの巣の材料がのぞいている
  • 同じすき間の近くに、鳥が何度もとまる

東京都建設局は、ムクドリについて「巣の中には、枯れ草や樹皮などを敷きます。」と書いている。

隙間から枯れ草が見えるのは、手がかりの1つになる。ただ、これだけでは中に鳥がいると決めつけられない。

一番確実なのは、鳥が隙間に入っていくところを直接見ることだ。

点検口から天井裏を覗いても、奥まで見えないことがある。それでも、天井に穴を開ける前に、まず外から確認する。

関連:屋根裏に何かいる|音と鳴き声で正体をどこまで絞れるか

屋根の上の足音か、屋根裏の中の足音か

天井の上で「トトトトト」という音がしても、鳥が屋根裏の中にいるとは限らない。

鳥が屋根の上やひさしの上を歩くと、その足音が天井の方から聞こえることがある。

音を確かめるには、音がしたときに外に出て、屋根の上を見てみる。

  • 屋根の上やひさしに鳥がいて、音と動きが合う:屋根の上の音の見込みが高い
  • 屋根の上に鳥がいないのに、天井の上で音が続く:屋根裏の中の音の見込みが高い
  • 音が止んだあと、すき間から鳥が出てくる:屋根裏の中にいた見込みが高い

これらはあくまで見込みで、決め手にはならない。足音の聞こえ方で、屋根の上か中かを判断する方法を書いた公的機関の資料は、私は確認していません。

屋根裏に鳥が入るのはどこから:入口になりやすい場所

屋根裏の鳥がどこから入るかについては、自治体のウェブサイトに営巣場所の情報が載っていることがある。

東京都建設局は、ムクドリについてこう説明している。

「繁殖期は、樹洞、人家の屋根の隙間や戸袋、巣箱で営巣します。」

清瀬市では、野鳥が巣を作る場所の例として、雨戸の戸袋の中、軒下の壁、あまり使われない換気扇や通気口などを挙げている。

これらの情報から、家の外で確認すべき場所が分かる。

  • 屋根の隙間
  • 軒下
  • 換気口・あまり使わない換気扇
  • 雨戸の戸袋

スズメが巣を作る場所については、私は確認していません。

鳥が入れる隙間の大きさについても、公的機関の資料では確認できなかった。何センチなら入るかは、私は確認していません。

屋根裏の鳥の入口を外から探す時間帯と見る場所

屋根裏の鳥の入口を探す際は、地上から見上げる。屋根やはしごには登らない。

確認する場所は、先ほど挙げた4か所だ。家の周りを一周しながら、屋根の隙間、軒下、換気口、戸袋を順に見上げる。

家の向かい側や庭の奥など、少し離れた場所から見ると、屋根と軒が見やすくなる。

鳥が屋根裏に出入りする時間帯についても、公的機関の資料では確認できなかった。何時に見ればいいかは、私は確認していません。

自治体の情報には、ムクドリが巣を作らない時期のねぐらについて書かれていることがある。

三鷹市は、冬の夕暮れ時に、ムクドリがねぐらとするために大きなケヤキの木に集まる様子を伝えている。

これは冬のねぐらの話であり、屋根裏に巣を作っている時期の出入りの時間とは異なる。

もし足音がよく聞こえる時間帯があれば、その時間に外から観察するのが一つの方法だ。

ムクドリの繁殖期は、千葉市によると3月下旬から7月だ。

屋根裏に鳥がいると分かった今夜、やること・やらないこと

今夜やるべきことは3つだ。

  1. 入口の場所と、鳥が出入りしたのを見た日時を書いておく
  2. 入口と、巣の材料がのぞいているかを、地上からスマホで撮っておく
  3. 住んでいる市区町村か都道府県の、鳥獣の担当の窓口を調べておく

やらないことは4つだ。

  • 入口を塞ぐ
  • 屋根やはしごに上る
  • 巣や卵、ヒナにさわる
  • 天井に穴を開ける

入口を今夜は塞がない理由

中に鳥や、卵・ヒナがいる状態で入口を塞ぐと、鳥は外に出られなくなり、親鳥も巣に戻れなくなる。

神奈川県は、鳥が巣を作ったときについて、こう書いている。

「『鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)』により、卵やヒナがいる巣を撤去することはできません。」

もとになっている鳥獣保護管理法の第8条は、こう書いている。

「鳥獣及び鳥類の卵は、捕獲等又は採取等(採取又は損傷をいう。以下同じ。)をしてはならない。」

捕獲等は、第2条で「捕獲又は殺傷」とされている。

第8条に違反して卵を採取・損傷した場合などの罰則は、第83条第1項に書いてある。

1年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金。

中に鳥がいる状態で入口を塞ぐことについて、法律がどのように扱うかは、私は確認していません。

神奈川県は、巣立った後、卵やヒナがいないことを確認してから巣を撤去し、同じ場所に巣が作れないように隙間を塞ぐよう勧めている。

清瀬市によると、野鳥の卵は約2週間で孵化し、孵化してから巣立つまで約3週間かかる。

したがって、入口を塞ぐのは、鳥が外に出て、卵もヒナもいないと確認できてからになる。

関連:屋根裏の鳥を追い出す方法|ガサガサが鳥のとき今夜やること

部屋の中に入った鳥とは扱いが違う

神奈川県は、室内に鳥が入ってきた場合は、明かりを消し、換気扇を止め、扉や窓を大きく開けて様子を見るように勧めている。

これは部屋や倉庫に入った鳥の場合であり、屋根裏の鳥とは状況が異なる。

入口を見つけたあと、聞ける窓口

鳥の捕獲などの許可は、環境大臣または都道府県知事が出す。環境省によると、多くの都道府県で知事の権限の一部が市町村長に移されている。

どこに相談するかは、お住まいの自治体によって異なる。

千葉県や東京都では、卵やヒナのある巣の撤去許可を都や県が出すと、千葉市と西東京市は案内している。西東京市は、許可が要る鳥としてカラス・ドバト・ムクドリを挙げ、それ以外の野鳥は、農業の被害が出た場合を除いて、ヒナが巣立つまで巣を撤去できないとしている。熊本市は、市の窓口で許可申請を受け付けている。

柏市は、鳥や巣の駆除は市では行っておらず、民間の駆除業者に相談するよう案内している。

まずは、お住まいの市区町村または都道府県の鳥獣担当窓口に相談する。ほかの自治体の窓口と対応は、私は確認していません。

入口が見つからないとき:屋根裏の鳥の侵入を業者に頼む目安

自分でできることとしては、地上から入口を探すことと、状況を記録することまでだ。

もし、次のような状況に当てはまる場合は、自分で対処しない方が良い。

  • 外から見ても、入口が見つからない
  • 入口が二階の屋根など、高い所にある
  • 巣や、卵・ヒナがありそう
  • 屋根裏の音が鳥かどうか、外から見ても分からない

千葉市は、巣は高い場所に作られることが多いとして、撤去作業は事故がないよう注意するよう勧めている。

業者に依頼する場合でも、卵やヒナがあれば許可が必要な点は変わらない。許可を受けているか確認しておく。

業者に頼む場合の費用については、私は確認していません。

外から見ても鳥の出入りが見えず、ネズミやハクビシンの足音の可能性が残るときは、ドタドタはネズミかハクビシン・タヌキか|駆除の前に今夜確かめることで、入口の大きさ・フン・足跡など正体を絞る手がかりを分けている。

まとめ|屋根裏に鳥がいるとき

屋根裏に鳥がいるかどうかは、足音だけで判断できるわけではない。

鳥が隙間に入っていくのを、家の外から見て確認する。

確認する場所は、屋根の隙間、軒下、換気口、雨戸の戸袋だ。地上から見上げて確認し、屋根には登らない。

入口が見つかっても、今夜は塞がない。中に鳥や、卵・ヒナがいるかもしれない。

卵を採取・損傷した場合などの罰則は、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金だ。

入口が見つからない、高い場所にある、または巣がありそうな場合は、自治体の鳥獣担当窓口か業者に相談する。

この記事で引用した資料

(2026年10月17日に確認)

  • 鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律 第2条・第8条・第83条(e-Gov 法令検索)ページ
  • 環境省「捕獲許可制度の概要」ページ
  • 神奈川県「野生動物に関するよくあるご質問」ページ
  • 東京都建設局「ムクドリ」ページ
  • 千葉市「野鳥(カラス、ムクドリ、ハトなど)が巣を作って困っています」ページ
  • 千葉市「野生動物による生活上の被害対策」ページ
  • 柏市「鳥類にお困りの方」ページ
  • 熊本市「鳥類の捕獲について」ページ
  • 清瀬市「繁殖時期の野鳥にご注意ください」ページ
  • 西東京市「野鳥」ページ
  • 三鷹市「ムクドリ(椋鳥)ムクドリ科」ページ

竹内 亮太(たけうち りょうた)

家で聞こえる音の正体を絞り込んで、次に何をすればいいかまで決められるようにするために、
このサイトを書いている。

害獣の駆除業者ではないし、自分の家に何かが出たこともない。だから体験談は書かない。
やっているのは、公的機関の資料を1件ずつ開いて、書いてあることと書いていないことを分けることだ。

音だけで正体は断定しない。
どこまで分かって、どこから先は天井裏に上がらないと分からないのかを分けて書く。

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