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室外機や庭でネズミの死骸を見つけたら、まずやるべきことが3つある。
直接触らないこと。
お住まいの市区町村の清掃事務所(ゴミ担当)に、どうやって捨てるか確認すること。
もし触ってしまったら、手を洗うこと。
これを済ませたら、なぜそこに死骸があったのか、そして家の中にネズミがいないか、という点を分けて考えよう。
室外機や庭のネズミの死骸|今夜することを先に答える
- 直接触らない。
- 何ごみで出すかは自治体で違う。自分の市区町村の清掃事務所に聞く。
- 触ったあと、片付けたあとは手を洗う。
- 室外機や庭で見つかったことだけでは、家の中にネズミがいるかは分からない。家の中の跡を確かめる。
東京都保健医療局の資料には、こう書いてある。
「人の場合には、病原体を保有したねずみに直接触れれば感染する恐れはある」
死骸を片付ける際も、まず直接触らないことが基本だ。
室外機の中でネズミが死んでいた理由として資料に書かれていること
室外機にネズミが入る理由を書いた公的資料は、私は確認していません。
インターネットの質問サイトでは、暖房を使う時期に室外機が暖かくなるから、という説明があるが、これはあくまで個人の回答で、公的な情報ではない。
室外機の中でネズミが死んだ理由を書いた公的資料も、私は確認していません。
公的な資料で分かっているのは、以下の点だ。
ネズミは寒さに弱い。
冬や夜に家の中に入ってくることがある(中野区、目黒区、渋谷区の情報)。
ほとんどのネズミは、家の中と外を行き来している(同)。
東京都の資料では、ネズミに関する相談は、寒くなる10月、11月頃に増える傾向がある。
月別の相談件数の平均(平成11〜15年度)を見ると、10月は2,201件、11月は2,572件だった。同じ資料は、10月・11月をピークに、冬場の相談件数が夏場に比べて1.5〜2倍程度多くなっているとしている。
エアコンの配管穴は、家の中への侵入口として資料に出てくることがある。
目黒区保健所が令和2年度に指摘した室内の侵入口55件のうち、エアコンの裏(配管穴)は10.9%だった。
中野区や渋谷区の資料にも、エアコンの配管周りが出てくる。
室外機に死骸があったことと、エアコンの配管から家に入っていることは、直接関係があるとは限らない。
配管周りに隙間がないかは、家の中の状況も合わせて確認する必要がある。
庭にネズミの死骸があった理由|猫が運ぶこともある
東京都の資料には、猫がネズミを捕まえてきたときの相談が載っている。
猫がネズミを捕まえてくることはある。
ただ、庭で見つかった死骸が猫が運んできたものかどうかを見分ける方法は、私は確認していません。カラスが運んでくる可能性について書かれた資料も、私は確認していません。
他に、死骸の理由として考えられるものに殺そ剤がある。
東京都の資料には、「殺そ剤によっては明るい所に出て死ぬと言われているものもあると聞くが、根拠はなく、死ぬ場所は限定されない」とある。
目黒区の資料にも、殺そ剤を食べたネズミがどこで死ぬかは分からない、と書かれている。
近所で殺そ剤が使われたかどうかは、発見した人には分からないことが多い。
これは、あくまで理由の候補の一つとして覚えておくといい。
庭で頻繁にネズミの死骸が見つかる場合は、その理由を探るよりも、まず家の中にネズミの痕跡がないかを確認することが先決だ。
室外機・庭のネズミの死骸の片付け方|自治体のごみの決まりを聞く
死骸をゴミとして捨てる際のルールは、自治体によって異なる。
東京都の資料には、「死んだねずみを可燃物として出せる自治体が多いので、管轄する清掃事務所等に確認するとよい」とある。
「多い」という書き方なので、どこでも可燃ごみで出せるとは限らない。
お住まいの市区町村の清掃事務所(ゴミ担当)に電話で確認するのが確実だ。
例えば、中野区のルールを紹介する。
中野区では、飼い主の分からない動物の死体(ネズミを含む)を自宅や私有地で見つけた場合、清掃事務所が窓口だ。電話番号は03-3387-5353(中野区「動物死体(ねずみ、野鳥等を含む)の処理について」)。
また、中野区の別のページには「ネズミの死骸は清掃事務所で引き取ります。」と明記されている。
引き取りに料金がかかるかどうかについては、中野区のこの2つのページには書かれていなかった。料金は、私は確認していません。
他の市区町村での捨て方は、私は確認していません。
床下で動物の死骸を見つけたときも、中野区の「動物死体(ねずみ、野鳥等を含む)の処理について」の分け方では、飼い主の分からない動物の死体を自宅や私有地で見つけた場合の窓口は清掃事務所(03-3387-5353)だ。このページは受付窓口を「自宅、私有地、都道」「区道、河川」「公園」の場所で分けていて、「床下」という言葉は出てこない。床下のように手が届きにくい場所から死骸を取り出してもらえるか、その料金がいくらかは、私は確認していません。
庭がある家であれば、東京都の資料によれば、地面に穴を掘って埋めるという方法もある。
穴は少し深めに掘るのが良い。
ただし、他人の敷地や公共の場所に無断で埋めるのはやめよう。
死骸を片付ける際の道具についてだが、直接触れれば感染する恐れがあること(東京都)、野生動物にむやみに触らないこと(厚生労働省)は、資料に記載がある。
手袋を使うように書いた公的資料は、私は確認していません。
死骸を何に包んで捨てるかについても、清掃事務所に確認する際に一緒に聞くといい。
死骸に触れたとき・ペットが近づいたときの注意
厚生労働省の資料には、こうある。
「動物にさわったら、必ず手洗い等をしましょう」
「野生動物にはむやみに触らないようにしましょう」
東京都の資料によると、ネズミの体に触れることで直接感染する病気がある。
また、ネズミのフンや尿に含まれる病原体が、飲み水や食べ物を汚染して口から体内に入ることもある。
フンが落ちていた場所の消毒について、東京都の資料では「あまり神経質になる必要はない。もし消毒するなら消毒用アルコールでの清拭程度でよい」とされている。
調理台や食器など、食べ物が汚染される可能性のある場所や器具は、よく洗って消毒しよう。
猫が死骸に近づくことについてだが、東京都の資料では、猫が感染したネズミを食べると、猫自身が感染することがあるとしている。
猫が捕まえたネズミを引きずり回すうちに、食品などに触れて汚染させてしまう可能性も指摘されている。
死んだネズミの体から離れたダニのことは、ねずみは殺してはいけない?|鳥獣保護管理法が適用されない3種に書いてある。
室外機や庭で死骸が出たら、家の中にネズミがいるかを確かめる
死骸の数から家の中に何匹いるかが分かると書いた資料は、私は確認していません。
家の中にネズミがいるかどうかは、痕跡で判断するしかない。
- 壁際の黒い汚れ(ラットサイン)。体の汚れたネズミが同じ所を通ると黒く汚れる。近くに巣や入り口がある(中野区・渋谷区)。
- ふん。中野区の資料では、ドブネズミは丸みがあり10〜20mm、クマネズミは細長く不揃いで6〜10mm、ハツカネズミは4〜6mmだ。
- 天井や壁の内側から聞こえる音(中野区)。
跡の見方と、自分で確かめられる場所は、ネズミは屋根裏で何してる?|昼間も音がする理由と巣・エサにまとめてある。
自分でできることの限界と、業者に頼む目安
中野区では、区としてネズミの駆除サービスは行っていないし、駆除費用の助成もしていない(中野区「ネズミの被害にご注意を」)。
ただし、中野区の保健所では、粘着シートと毒餌を1家庭1回だけ無料で配布している。
目黒区の保健所では、ネズミの侵入口を探す手伝いや、穴をふさぐことへのアドバイスを行っている。
お住まいの市区町村の保健所でどのような支援があるか、事前に問い合わせておくといい。
専門業者に相談する目安は、以下の3つだ。
- 室外機の奥にあって、手が届かない。
- 庭や室外機で、何度も見つかる。
- 家の中に、ふんや壁際の黒い汚れがある。
室外機を分解したり、エアコンを動かしたりしてよいかを書いた公的資料は、私は確認していません。
動かしてよいかは、エアコンのメーカーや設置した業者に確認しよう。
東京都と中野区では、ネズミ防除の業者を紹介する窓口として、「公益社団法人 東京都ペストコントロール協会」(電話:03-3254-0014)を案内している。
▶ 室外機の奥で手が届かない、何度も見つかる、家の中にふんや壁際の黒い汚れがあるときに、見つけた場所と回数を伝えて、害獣の業者に電話かメールで相談する
※見積もりと相談に対応している地域:東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、三重、大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山
まとめ|室外機や庭のネズミの死骸
- 室外機や庭のネズミの死骸は、直接触らない。
- 何ごみで出すかは自治体で違う。東京都の資料は「管轄する清掃事務所等に確認するとよい」としている。中野区は清掃事務所(03-3387-5353)が窓口だ。
- 触ったあと、片付けたあとは手を洗う。
- 室外機に入る理由と、庭の死骸を猫が運んだかを書いた公的資料は、私は確認していません。理由を決めつけない。
- 家の中のふんや壁際の黒い汚れを確かめる。手が届かない、何度も出る、家の中に跡があるときは、業者への相談を考える。
▶ 庭や室外機で死骸が何度も見つかる、家の中にふんや黒い汚れがあるときに、見つけた場所と回数を伝えて、害獣の業者に電話かメールで相談する
※見積もりと相談に対応している地域:東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、三重、大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山
この記事で引用した資料
- 東京都保健医療局「行政担当者のための ねずみについてよくある質問&回答集」 https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/hokeniryo/shiryou_2
- 東京都保健医療局「都民のためのねずみ防除読本」(令和7年12月発行) https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/hokeniryo/nezumidokuhon_r7
- 中野区「ネズミの被害にご注意を」 https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/kenko_hukushi/pet-eisei/pet-doubutsu/nezumi.html
- 中野区「動物死体(ねずみ、野鳥等を含む)の処理について」 https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/kenko_hukushi/pet-eisei/pet-doubutsu/dobutsu_shitai.html
- 目黒区「ネズミの被害を防ぐために!」 https://www.city.meguro.tokyo.jp/seikatsueisei/kenkoufukushi/eisei/nezumi.html
- 渋谷区「ネズミの習性と防除法」 https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kurashi/pet/dobutsu-eisei/nezumi.html
- 厚生労働省「動物由来感染症を知っていますか?」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000155663.html
(資料を開いた日:2026年10月21日)
竹内 亮太(たけうち りょうた)
家で聞こえる音の正体を絞り込んで、次に何をすればいいかまで決められるようにするために、
このサイトを書いている。
害獣の駆除業者ではないし、自分の家に何かが出たこともない。だから体験談は書かない。
やっているのは、公的機関の資料を1件ずつ開いて、書いてあることと書いていないことを分けることだ。
音だけで正体は断定しない。
どこまで分かって、どこから先は天井裏に上がらないと分からないのかを分けて書く。

