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風が吹くと壁の中から音がするって、けっこう気になるよね。まず、本当に風が強い時だけ鳴るのかどうか、そこから確認するのが一番かな。もしそうなら、建物自体が風で揺れてたり、どこかに隙間があって風が通り抜けてる音かもしれない。でも、風がない静かな夜にも音がするなら、原因は他にあるはずだ。
「バタバタ」って音、住まいの相談窓口(住まいるダイヤル)で壁の中から聞こえる音の説明でも出てくるし、中野区がネズミについて話す時にも出てくる。言葉だけだと、どっちの音か判断つきにくいんだよね。だから、風で建物が鳴る音と、動物が出す音、どうやって見分けるのか見ていこう。
風が吹くと壁の中から音がする|鳴るのは風の強いときだけか
日本騒音制御工学会の会報に、原因不明の音を調査した話が載ってた。
一つめは,共同住宅に住まわれている方から「ブーン,ブーン」という音が時々聞こえてきて気持ちが悪いというご指摘を頂いた事例です。
調査した人は、住んでる人にこんな記録をつけてほしいって頼んだ。
入居されている人に音がする時間帯,継続時間と音がする方向の記録を 1 週間お願いしました。
その記録と気象庁のデータを照らし合わせてみたら、原因の手がかりが見つかったんだ。
音の発生している時間帯にはある特定の方向から風が吹いていることが気象庁の風向風速データからわかりました。
同じ会報の別の例だと、「コン」っていう音がしてたんだけど、これも担当者が風との関係を聞いてる。
風の強い日,天気が良い日等と関連がないかを質問しましたが,全く関連がないという回答でした。
そしたら、住んでる人は風とは関係ないって言ったんだ。で、よく調べたら、上の階の窓の鍵(クレセント)をきつめに閉めたり開けたりすると鳴ることがわかったんだって。
だから、最初に話した例みたいに、1週間、音が鳴った日時と、どれくらい続いたか、どっちから聞こえたかをメモしておくといいみたい。風の向きや強さは、気象庁の「過去の気象データ検索」で、近くの観測地点の1時間ごとのデータを見ればわかるよ。
強風の日に壁の中でバタバタ鳴る場合、防水紙が原因かも
住まいるダイヤル(住宅リフォーム・紛争処理支援センター)の外壁のページには、強風の日に壁の中から鳴る音についての説明がある。
強風時に壁の中でバタバタ音がする場合、外壁内の防水紙(透湿防水シート等)の一部がはがれてあおられている可能性があります。
そのページには、もし放っておいたらどうなるか、っていう話も載ってた。
そのままにしておくと、通気をさまたげるとともに、防水紙のはがれた箇所が雨水浸入の原因になりうるので、住宅事業者に相談しましょう。
この説明は、窯業系サイディングっていう、工場で作られた板状の外壁材を想定して書かれている。
風で「ブオーン」とか「ブーン」って響く音、アンテナや手すりが揺れてるのかも
日本騒音制御工学会の会報には、「ブオーン」って音がする例も紹介されてる。
③テレビアンテナの風励振による「ブオーン,ブオーン」と聞こえる音
最初に話した、1週間記録をつけてもらった「ブーン、ブーン」っていう音の例も、原因は揺れる物だったんだ。担当者は、2つ上の階の住戸の手すりを疑った。
次に,2 層上のセットバック住戸の縦格子手摺が原因ではないかと推定しました。
風の強い日に入らせて頂き,この縦格子手摺が振動していることを確認しました。
この音は、特定の方向から聞こえるんじゃなくて、どの部屋でも聞こえてたんだ。だから担当者は、空気を通して伝わる音じゃなくて、建物を伝わってくる音だと判断した。で、揺れてたのは、2つ上の階の手すりだったんだって。
「ヒューヒュー」って音がするなら、窓やドアの隙間を疑ってみて
もし「ヒューヒュー」って笛みたいな音がするなら、窓やドアの隙間を空気が通ってる音かもしれない。LIXILのQ&Aによると、窓やドアをしっかり閉めて、換気扇を回してる時に鳴りやすい。
窓サッシやドアを閉めきった状態でキッチンのレンジフード(換気扇)などの換気設備を使用すると、室内の空気が排出され、室内の気圧が外よりも低い状態(負圧)になります。この際、外気がわずかな隙間から一気に入ろうとして、空気の振動により「ヒューヒュー」と音が鳴る「笛鳴り現象」が発生しやすくなります。
強い風の日にも、同じ音がすることがあるんだ。
また、高層マンションや強風時など、外の風が強い環境でも同様の音が鳴る場合があります。
この笛みたいな音を小さくする方法として、LIXILはこんなことを案内してる。
窓を少し開け、室内に空気を入れて気圧差をなくします。ドアからヒューヒューなった場合も窓を開けることが有効です。
風と関係なく壁の中から音がするとき、ネズミや設備の音かも
風のない夜にも音がするなら、建物が風で揺れてるっていう可能性は低くなる。そうなると、動物や、家の設備、あるいはほかの住戸の窓の開け閉めなんかが原因として考えられる。
中野区は、ネズミの音についてこんな説明をしてる。
ネズミが立てる音は、天井や壁の内側で聞こえます。以下の音が聞こえる場合にはネズミがいる可能性が高いです。
この説明の中に、「バタバタ」っていう音も含まれてるんだ。
天井裏で走り回っている。(ドドド、バタバタバタ)
中野区が言う「バタバタバタ」は天井裏を走り回る音で、住まいるダイヤルが言う「バタバタ」は強風の日に壁の中から鳴る音。同じ「バタバタ」でも、防水紙の音は強風の時の音として説明されてるから、やっぱり鳴るのが風の強い時だけなのかどうかを見るのは大事なんだね。
ネズミが動く時間についても、中野区は触れてる。
夜行性のため、おもに夜間に活動します。ただし、安全だと判断した場合は、昼間でも活動する場合があります。
昼間に音が鳴ったからネズミじゃない、とは一概には言えないんだ。どんな音がしたら、どの動物が考えられるかについては、別の記事天井の物音の正体は何かでまとめたよ。
設備からの音っていうこともある。日本騒音制御工学会の会報の2つめの例では、24時間ずっとかすかに聞こえていた音の原因が、下の階にあった換気ファンだったんだ。
二つめは,共同住宅の最上階にお住まいの方から「ブーン」という音が 24 時間微かにしているというご指摘です。
24時間換気用のファンが軸ずれを起こして固体音として上階に伝わっていることが原因とわかりました。
自分で確かめられること、確かめられないこと
家で自分でできるのは、次の2つ。
- 音が鳴った日時、どれくらい続いたか、どっちから聞こえたかを1週間メモする。
- メモした日時と、気象庁の1時間ごとの風のデータを見比べてみる。
壁の中の防水紙とか、他の階の手すり、下の階の換気ファンなんてのは、自分では見られない場所だ。もし防水紙が剥がれてるのが疑われるなら、住まいるダイヤルが勧めてるように、住宅事業者に相談するのがいいだろうね。
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※見積もりと相談に対応している地域:東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、三重、大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山
まとめ|風が吹くと壁の中から音がしたら
壁の中から音がして、風のせいかなと思ったら、まず確認すべきは、本当に風が強い時だけ鳴ってるかどうかだ。日本騒音制御工学会の例でも、担当者が1週間の記録と気象庁の風のデータを照らし合わせて、原因の手がかりをつかんでた。
強風の日に壁の中でバタバタ音がするなら、防水紙が剥がれて風で煽られているのかもしれない。ブオーンとかブーンって響く音は、テレビアンテナや手すりが風で揺れてた例がある。ただ、ブーンっていう音は、換気ファンが原因だったってこともあるんだ。ヒューヒューって音なら、窓やドアの隙間を疑う。
風とは関係なく音が鳴るなら、動物や、家の設備、あるいはほかの住戸の窓の開け閉めが考えられる。風のせいかどうかはっきりしないうちは、まずは1週間、音が鳴った日時と、どれくらい続いたか、どっちから聞こえたかを書き留めてみるのがいいと思うよ。
この記事で引用した資料
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